「薬だけでは変わらなかった私が選んだ道」 セロトニン活性療法による心身の変化

【患者情報】 年齢:37歳
性別:女性
主訴:パニック障害、うつ病

【来院までの経緯】
患者様は半年ほど前から自宅で突然強い発作に襲われるようになり、特に人ごみや閉鎖的な空間での強い不安感、息苦しさ、動悸が出るようになった。暑さに弱く、外出時には冷や汗をかき、立ちくらみやめまいも頻発。頭痛や慢性的な肩こりもあり、日常生活や仕事に支障をきたしていた。

精神科でパニック障害と軽度のうつ病と診断され、薬物療法を開始するも副作用や改善の実感が乏しく、身体からのアプローチを希望して当院を受診。初診カウンセリングでは、症状について話す中で涙ぐまれる場面も見られ、心身ともにかなりの負担を感じている様子だった。セロトニンテストの結果は91点と極めて低く、自律神経の乱れが明らかであった。

【施術プラン】
セロトニン活性療法を中心に、BMK自律神経整体およびBMKパーフェクト整体を組み合わせた施術方針を設定。週2回の施術を基本とし、自律神経の安定と筋肉・骨格の調整を並行して行うことで、心身の両面から改善を目指す。

【施術経過】

◯ 第1回目
施術:セロトニン活性療法、BMK自律神経(後頭部・前頸部)
反応:「終わった後に気持ちがすっと軽くなった」「呼吸が楽」と感想があり、施術継続への意欲が見られた。

◯ 第2回目
状態:日常での息苦しさは継続しているものの、前回の施術後は比較的落ち着いた時間があったとのこと。
施術:前回同様のアプローチに加え、自宅でできるセロトニン体操を指導。

◯ 第3回目
状態:夜の発作はまだあるが、日中の動悸は軽減したと実感。
施術:BMK自律神経(耳部・側頭部)、首・肩への筋膜調整を加える。

◯ 第4回目
状態:施術当日は胃の痛みを訴え、ストレスが原因と自己分析。
施術:腹部の反射点調整、内臓アプローチを実施し、リラクゼーションを意識。

◯ 第5回目
状態:感情の浮き沈みはあるが、発作が軽い日も増えてきた。
施術:後頭部〜下顎部アプローチ、胸郭と呼吸筋の調整。

◯ 第6回目
状態:以前よりも朝が楽になったとのこと。冷や汗の頻度も減少。
施術:セロトニン活性+仙骨アプローチ、パーフェクト整体による腰部・骨盤調整。

◯ 第7回目
状態:前夜に強い発作があったが、「治療後は安心感がある」と話される。
施術:脳活性アプローチ、百会、前頸部〜後頭部の調整、耳介反射点刺激。

◯ 第8回目
状態:日常生活における不安感が減り、朝の倦怠感も軽くなってきた。
施術:神経リンパポイント調整、首・背部のパーフェクト整体を実施。

◯ 第10回目
状態:発作の頻度・強さともに明らかに軽減。表情にも余裕が見られ、笑顔も出るようになった。
施術:全身の統合調整、セロトニン誘導を意識した深部施術を実施。

【考察】
約3ヶ月の施術を通して、パニック発作の頻度・強度が明らかに減少し、患者様自身も「以前のように怯えて暮らすことがなくなった」と語られるようになった。身体の不調(肩こり・頭痛・冷や汗・めまい等)が落ち着くことで精神面にも余裕が生まれ、現

在は仕事にも復帰し、日常生活を前向きに過ごせている。今後も月2回の定期的なメンテナンス施術を継続しながら、再発予防と自律神経の安定を目指していく予定である。

 

西島整骨院