【患者情報】
年齢:50代
性別:女性
主訴:ふわふわするめまい、慢性的な首肩の張り、年に数回のぎっくり腰様症状
【来院までの経緯・症状】
患者様は2023年9月末頃(9/25)から、ふわふわとした浮遊感のあるめまいを感じるようになり、
耳鼻科にて内耳由来(耳石)の可能性を指摘された。MRI検査では異常なし。
過去にも寝返りや同じ姿勢を長時間続けた時にふわっとしためまいが出ることがあり、
今回は仰向けで「グワン」と回る感覚が強く、日常生活に不安を感じて来院された。
加えて、首・肩の強いこり感が常にあり、特に寝つきが悪く、途中で目が覚めることも多い。
眼精疲労や老眼の影響も感じており、視覚刺激に対する過敏性も見られる。
【問題点の確認】
どんな場面で気になるか?
→ 特に仰向けで寝た時に「グワン」と回るようなめまいが出る。
その状態が続くと困るのはなぜか?
→ 同じ作業や姿勢を長時間続けるのが困難になり、日常生活に支障が出る。
集中力も保ちづらい。仕事に影響がでると困る。
【初回施術】
施術:セロトニン活性療法 BMK自律神経
術後の変化・患者様の声:
施術後、ベッドから起き上がる動作でも「あのグワンとしためまいが出なかった」と驚かれた様子。
「首も軽くなった感じがして、呼吸がしやすい」「背筋が自然に伸びた気がする」など、体の軽さと安心感を実感された。
この施術を通じて、患者様自身も「改善の可能性」を感じ取られており、継続して施術を受ける意欲をもっていただけた。
今後は、週1回のペースで施術を継続し、自律神経と姿勢の安定・首肩の負担軽減・睡眠の質改善を目標にサポートしていく。
【施術経過】
◯ 第2回目施術
状態:前週よりやや改善。寝返りや起き上がり時のめまいが軽減。
施術:BMK自律神経調整(耳部・後頭下部アプローチ)、仙骨アプローチ、呼吸誘導
◯ 第3回目施術
状態:最初にあった「ぐるぐる回る」ような強いめまいは消失。
起床時や動作の変化時に軽い「ふわふわ感」が残る。首肩のこりは強く、夜間は眠れている。
施術:セロトニン活性療法、前頸部・側頭部アプローチ、頚椎モビリゼーション
◯ 第4回目施術
状態:美容室で髪を切っている時にふらつきがあり不安に。
朝は調子が良いが、午後〜夕方にかけて症状が悪化する傾向あり。
施術:BMK:耳部・百会アプローチ+仙骨上アプローチ/首肩の深層筋調整
◯ 第6回目施術
状態:全身の疲労が強く、首肩のこり・腰のだるさが顕著。睡眠中の寝返りや姿勢維持も困難。
施術:パーフェクト整体により全身のバランス調整、大腰筋アプローチ、内臓反射ポイント調整
◯ 第10回目施術
状態:首肩の張りが強い日は、再び軽いめまいを感じやすくなる傾向がある。
施術:後頭部〜耳部リンパアプローチ、セロトニン調整、脳活性アプローチ
◯ 第15回目施術
状態:めまいはほとんど感じなくなり、安定した日が増える。
首肩の張りは継続するため、生活習慣と姿勢指導を強化。
施術:メンテナンス目的の自律神経調整、前頸部アプローチ、
【考察】
この症例では、内耳の不安定さ(耳石)と自律神経の乱れ、首肩周囲の慢性的な緊張が相互に影響し、ふわふわするめまいと睡眠の質の低下、姿勢保持困難などが起こっていたと考えられる。
施術を通じて身体の軸を整え、自律神経バランスの安定化と首肩の筋緊張緩和を進めることで、回転性のめまいは早期に解消し、その後も徐々にふらつき感が軽減。ほぼ消失したとのこと。
今後も月1〜2回のメンテナンスを継続し、首肩の負担軽減・体調安定をサポートしていく予定。
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