
40代
女性
主訴:胸の締め付け感、動悸、息苦しさ、めまい、耳鳴り、肩こり、首の痛み。
「胸が締め付けられるような感覚があり、動悸が強く、息をするのが重たい。息苦しさに加え、首や肩の痛み、めまいや耳鳴りも頻発し、不安や恐怖が増幅して押し寄せてくるような感覚でした。」
来院経緯:
1か月前より、胸の締め付け感と動悸が突然始まり、息苦しさが伴うようになった。医療機関での受診を経て処方された薬を服用したが、症状は改善せず。息苦しさや胸の圧迫感、動悸、のどのつまり感が続き、外出するのが困難になった。自宅でのリモートワークを中心に生活していたが、症状に変化が見られないため、他の治療法を模索して当院を受診。
初診
検査: 体のバランステストを実施し、身体の歪みを確認。セロトニンテストも行う。
施術: セロトニン活性療法を施行。施術後、表情が和らぎ、「スッキリした」との感想が得られた。週1回のペースでセロトニン活性療法を継続することを提案。
第2回目施術(7日後)
経過: 電車での外出が可能になったが、まだ息苦しさを感じる。
施術: 後頭骨の脊椎反射ポイントマニピュレーション、仙骨アプローチ、神経リンパポイントマニピュレーションを実施。加えて、セロトニン体操を指導。
第3回目施術(14日後)
経過: 外出時の不安感が軽減し、息苦しさも少しずつ和らいできた。
施術: 内臓アプローチ、前頸部アプローチ、後頭部アプローチを実施。
第4回目施術(21日後)
経過: 一時的に症状が改善し、日中の活動量が増加するも、夜間になると息苦しさや動悸が再発。
施術: 脳活性アプローチ、仙骨上アプローチ、下顎部~耳後方アプローチを実施。
第5回目施術(28日後)
経過: 日中は比較的楽に過ごせるようになるが、夕方から夜にかけて肩こりとめまいが強くなることがある。
施術: 頭蓋顔面マニピュレーション、後頭下部アプローチ、仙骨揺らしを実施。
第6回目施術(35日後)
経過: 前回より夜間の症状が軽減するも、今度は昼間に耳鳴りが頻発し、不安感が増す。
施術: 仙骨マニピュレーション、内臓アプローチ、神経リンパポイントマニピュレーションを実施。
第7回目施術(42日後)
経過: 不調の波が続くが、全体的には少しずつ改善傾向にある。呼吸が楽になり、動悸も減少。
施術: 仙骨揺らし、前頸部アプローチ、後頭部アプローチを実施。
第8回目施術(49日後)
経過: 日常生活に戻ることができるようになり、症状の再発も少なくなるが、まだ不安感が残る。
施術: 後頭骨の脊椎反射ポイントマニピュレーション、脳活性アプローチ、仙骨上アプローチを実施。

【考察】
この症例では、症状の改善と再発を繰り返しながら、最終的には日常生活に戻れるまでの回復が見られた。セロトニン活性療法を中心に、様々なアプローチを組み合わせて行った結果、徐々に身体のバランスが整い、症状の波が少なくなった。患者は引き続き生活習慣の見直しを行い、適度な運動やリラックス法を取り入れている。今後も定期的なメンテナンスを行い、さらに回復を目指していく。
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