患者情報
性別: 女性
年齢: 50代
主訴
パニック障害およびメニエール病によるめまいを診断され、薬を処方されていたが、3か月前から薬をやめたいと考えるようになった。以下の症状が特に問題となっている。
症状
突然の心臓のバクバク、息苦しさ、死んでしまうのではないかという恐怖感
広場恐怖症状があり、様々な場所で恐怖を感じるようになった
恐怖体験を重ねることで、その範囲がさらに広がっている
健康な状態でもパニック発作が突然現れ、不安が漠然と拡大していく
めまい、耳鳴りも起こり外出も心配している
生活や仕事に支障が出ており、どう対処すれば良いかわからない
初診
診察・テスト
体のバランステスト: 身体の歪みを確認
自律神経の状態確認: セロトニンテスト
施術
神経リンパポイントマニピュレーション
セロトニン活性療法を施術
施術後、患者は頭がスッキリしたとのこと、不安感が軽減したと報告。
患者には週2回のペースでセロトニン調整と体の歪みを改善する施術を続けることを提案した。
2回目(1週間後)
経過
患者は自宅周辺での外出しているが、息苦しさを感じる場面があると報告。
施術
- 後頭骨の脊椎反射ポイントマニピュレーション
- 仙骨上アプローチ
内臓アプローチ
下顎部~耳後方アプローチ
頭蓋顔面マニピュレーション
ストレス管理のための呼吸指導
軽いストレッチと姿勢改善のためのエクササイズ指導
3回目
経過
患者は恐怖感が以前よりも軽減され、短時間での外出が可能になったが、依然として息苦しさが続いている。
施術
- 仙骨マニピュレーション
- 前頸部アプローチ
- 耳前方~側頭部アプローチ
- セロトニン体操指導
4回目
経過
患者は日常的な外出が可能になりつつあり、仕事の効率も少しずつ回復している。
施術
後頭下部アプローチ
内臓アプローチ
呼吸法の再指導
5回目(2週間)
経過
恐怖感がかなり消え、日常生活においてもパニック発作の兆候が少なくなってきていると感じている。
施術
仙骨揺らし
耳部アプローチ
頭部アプローチ
6回目
経過
パニック発作が発生しているが、以前よりも頻度、強さは軽減している。
精神的にも安定してきている。
施術
後頭骨の脊椎反射ポイントマニピュレーション
頭蓋顔面マニピュレーション
軽いストレッチ指導
7回目
経過
仕事にもだいぶ出られるようになったとして自身がでてきている、外出も積極的に行おうと前向きになっている。
施術
後頭部アプローチ
後頭骨の脊椎反射ポイントマニピュレーション
セロトニンの復習
8回目(1か月後)
経過
患者は体調が安定しており、パニック発作の兆候もすくなく、日常生活を落ち着いて過ごせている。
施術
脳活性アプローチ
耳部アプローチ
呼吸法の再確認
9回目
経過
恐怖感や不安感がだいぶ消えたとのこと、精神的にも身体的にも良好な状態が続いている。
施術
セロトニン調整
体のアライメント調整
10回目
経過
パニック発作の症状は軽減し外出も以前より格段に出られるようになったとのこと、メニエール病の症状はまだ治療が必要だが、生活の質が大幅に向上したと患者は報告。
生活習慣の改善も行っていく。
施術
百会アプローチ
セロトニン調整
身体全体のリラクゼーション
考察
この症例では、パニック障害とメニエール病による複合的な症状が見られたが、週2回のペースで行った自律神経調整と体の歪み改善の施術が非常に効果的であった。初期段階では、恐怖感や不安感が強く、患者の生活に大きな支障をきたしていたが、セロトニン調整や仙骨アプローチ、頭蓋顔面マニピュレーションなどの一連の施術により、徐々に症状が軽減していった。
特に、後頭部や仙骨のアプローチが効果的であり、これにより脳の活性化や自律神経のバランスが整い、パニック発作の頻度が大幅に減少した。また、姿勢改善を通じて身体全体の歪みを解消することで、内臓機能の改善や血流促進が図られ、精神的な安定にも寄与したと考えられる。施術を重ねるごとに、患者は自信を取り戻し、日常生活や仕事においてもポジティブな変化が現れたことから、今後も定期的なメンテナンスとしての施術を継続することで、さらなる健康維持が期待できる。
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西島整骨院でございます。