「起立性調節障害 繰り返していた登校困難が改善して例」

年齢: 13歳

性別: 男

主訴: 起立性調節障害による起床困難 頭痛 吐き気 立ちくらみ

 

症状

初診時の症状

朝起きるときに強いめまいと頭痛が生じ、登校が困難。

日中は体調が戻るが夕方になると疲れやすく、夕食後にすぐに寝てしまうことが多い。

集中力が続かず、授業中にぼんやりしてしまうことが増えている

腹痛や吐き気を訴えることがある。

 

初診

カウンセリング

患者は非常に疲れやすく、重度の倦怠感を感じている様子。母親によれば、約3ヶ月前からこの症状が顕著になり、以前も登校困難になったことがあるとのこと。

病院で起立性調節障害の診断を受けているが、具体的な改善策が見つからず困っている。

 

施術プラン

検査結果

歪み検査、可動域、筋力検査を実施し、骨盤の歪みと背骨の緊張が確認される。

セロトニンテストに強い反応を示したため、セロトニンを重視した治療を提案。

 

第1回目の施術

施術内容:

セロトニン調整および脊椎のアライメント調整。

セロトニン体操の指導。

結果:

施術後、筋力および可動域が若干改善。

本人は頭が軽くなったとのこと。

 

第2回目の施術

経過:

朝の頭痛が依然として続いており、登校が困難な日が多い。

施術内容:

頭蓋骨のマニピュレーション、後頭部の神経リンパポイントへのアプローチ。

セロトニン体操の指導。食事指導

 

第3回目の施術

経過:

頭痛の頻度が若干減少し、めまいも軽減。

学校に行ける日が増えてきたが、午後になると疲れやすい。

施術内容:

頭蓋顔面マニピュレーション、リラクゼーションのための呼吸指導。

内臓のマニピュレーションを追加。

 

第5回目の施術

経過:

頭痛の強度が軽減し、めまいの頻度も減少。

授業中の集中力が若干改善され、夕方の疲れやすさも減少。

施術内容**:

内臓マニピュレーションと血流促進のための軽いストレッチ指導。

神経リンパポイントのマニピュレーション。

 

第7回目の施術

経過:

朝の頭痛がほとんどなくなり、登校が安定。

夕方の疲れやすさもさらに改善され、活動的になる。

施術内容:

脳活性によるセロトニン向上。

日常生活での注意点を確認し、長期的な健康管理のための指導。

 

第10回目の施術

経過:

起立性調節障害の症状が大幅に改善され、日常生活において大きな問題はなくなった。

学校生活も順調に送ることができるようになった。

施術内容:

継続的なセロトニン体操の指導と、生活習慣の見直し。

再発予防のためのフォローアップ。

 

第12回目の施術(初診から約3ヶ月経過)(フォローアップ)

経過:

症状の再発はなく、日常生活は安定。

長期的な健康管理に向けた指導とサポートを継続中

施術内容**:

継続的な生活習慣の改善指導。

必要に応じた施術とリラクゼーションの提供。

 

総括

このケースでは、患者の起立性調節障害に対して、多角的なアプローチと継続的な治療が有効であったことが示されています。特に、骨盤や脊椎のアライメント調整、セロトニン体操、内臓マニピュレーションなどの施術が症状の改善に寄与しました。また、生活習慣の見直しやリラクゼーション法の指導が患者の生活の質を向上させる重要な要素となりました。

 

 

西島整骨院