【朝のふわっとするめまいと不眠──「子どもと安心して出かけたい」と願った30代女性の経過】

【患者情報】
50代・女性
主訴:めまい(頭位性)、不眠、首肩こり、猫背、腰痛
生活背景:デスクワーク中心。子育て中。

【来院までの経緯】
数年前にパニック発作を経験し、動悸や乗り物での息苦しさがあり心療内科にも通院歴がありました。その後は落ち着いていましたが、再び「朝起きたときのふわっと感」や、頭を動かしたときのめまいが出るようになりました。

特に朝、寝起きに頭の位置を変えた瞬間にふらっとする。
バドミントンで回転動作をしたときにも違和感が出る。

「一人で外出するのが少し不安なんです」と静かに話されました。

夜は寝つきが悪く、2〜3時間で目が覚めることもありました。
根本から整えたいという思いで来院されました。

「子どもと安心して遊べる身体に戻りたい」
それが今回の一番の目的でした。

【初診評価】
姿勢は猫背傾向。肩の高さに左右差があり、首から背中にかけて強い緊張。
特に斜角筋(首の深部筋)や肩甲帯周囲に可動域制限が見られました。

自律神経は交感神経優位(緊張状態が抜けにくい状態)。
睡眠の質も低下しており、神経の回復が十分に行われていない印象でした。

めまいは耳だけでなく、
「姿勢・神経・循環」の複合的な影響と判断しました。

【施術プラン】
セロトニン活性療法で神経の安定を図り、
BMK自律神経整体で首〜耳周囲の循環を改善。
さらに背骨矯正(DRT)で全身バランスを整える方針としました。

施術は段階的に進め、睡眠改善も重要テーマとしました。

【施術経過】

1回目
首・背中の緊張が強く、まずは神経の鎮静を優先。
施術後は「少し軽い」との感想。

2回目
朝と夜にめまいあり。日中は軽減。
不眠が顕著。セロトニン活性と耳周囲の調整を強化。

3回目
横になったときに一瞬ふらつくが、日常のめまいはほぼ消失。
不眠も前より改善。首の可動域制限にアプローチ。

4回目
めまいは良好維持。
腰や下肢の重さが目立つ。
背骨矯正と下肢循環改善を追加。

5回目
美容室で頭を後ろに倒したときのみ軽いめまい。
それ以外はほぼ安定。
頭部調整と斜角筋リリースを実施。

6回目
ヨガで頭を高く伸ばした際に軽くふらつく。
首の緊張が残存。
斜角筋調整時に「血が流れる感じがした」と反応。
循環改善が体感できる段階へ。

改善は波を伴いましたが、
「常に不安な状態」から「特定動作のみ軽い違和感」へと変化しました。

【6回目前後の変化】
朝の強いふわふわ感は消失。
夜間覚醒も減少。
「外出が怖い」という感覚がかなり軽減。

表情が柔らかくなり、
「最近はあまり気にしなくなりました」と自然に話されました。

【考察】
この症例の本質は「頭位性めまい」単体ではありません。

・猫背による頚部循環低下
・交感神経優位による睡眠の質低下
・過去のパニック体験による不安感の増幅

これらが重なり、めまいとして表出していました。

セロトニン活性で神経の安定を図り、
背骨矯正で構造を整え、
首深部筋の緊張を緩めることで循環を改善。

神経・構造・生活リズムを同時に整えたことが、安定につながったと考えます。

今後は再発予防と体力の底上げを目的に、間隔を空けながらメンテナンス予定です。

【まとめ】
めまいは突然始まりますが、
背景には必ず身体のサインがあります。

「このまま続くのでは」と不安になる気持ちは自然なものです。
しかし、身体を整えていくことで安心感は少しずつ取り戻せます。

子どもと笑顔で過ごせる時間を守るために。
同じように悩まれている方の参考になれば幸いです。

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